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リハビリの特徴

徒手理学療法の概念に基づいたリハビリテーション

徒手理学療法とは、「臨床推論に基づき徒手的治療技術と運動療法を含む高度かつ個別のアプローチを使用して、神経・筋骨格系機能のマネージメントを行う理学療法の専門領域」と定義されています
(国際徒手理学療法士連盟HPより抜粋 国際徒手筋骨格理学療法士連盟(IFOMPT)法人 | 世界理学療法 (world.physio)
当院の訪問リハビリでは、徒手理学療法認定理学療法士を中心に院内研修を100時間以上行い、どの理学療法士も徒手理学療法を実践できるよう
に日々励んでおります。

身体状態を評価し、

必要な治療内容を選択して行います。

リハビリは、ストレッチなどの受け身な治療だけではありません。

必要に応じて、運動療法、正しい姿勢・動作の練習、生活指導などを行います。

関節可動域練習
~コリや硬さを改善、筋肉や関節を柔軟に~

例1:頸椎の関節モビライゼーション
(環椎後頭関節の徒手牽引)

例2:太もも外側の筋肉のストレッチング
(大腿筋膜張筋のストレッチング)

筋肉のコリはリラクセーション・マッサージでいいですが、

硬さに対してはストレッチングが必須です。

コリなのか硬さなのか、

きちんと見極めなければいけません。

コリなのか硬さなのか評価し、状態に合わせて治療手技を選びます。

  • リラクセーション
  • マッサージ
  • ストレッチング
  • 関節モビライゼーション
  • トリガーポイントテクニック
  • 筋膜リリース

などの治療手技を用いて、柔らかくしていきます。

また、柔らかすぎて不安定な部位がある場合、

筋力トレーニングや動作練習などを行い、

不安定な関節にストレスがかからないように

修正していきます。

筋力トレーニング・モーターコントロールトレーニング
~バランスのいい筋肉の使い方へ~ 

例:バードドッグ
(インナーマッスルのトレーニング)

弱くなってる筋肉を調べ、

適切なフォーム、痛めている部分に負担のかからない方法で、

筋力トレーニングを行っていきます。

またモーターコントロールトレーニングで筋肉をバランスよく使えるよう練習し、

一部の筋肉や関節にばかり負担がかかっている状態を

改善していきます。

姿勢・動作修正(矯正)練習
~姿勢や動きを負担のかからない正しいフォームへ~

  • 起き上がり方
  • 座り方
  • 立ち上がり方
  • 立ち方
  • 歩き方
  • 階段の昇り降り など

例:正しい立ち姿勢の練習
(骨盤の傾き具合の修正)

姿勢や動作の癖から痛みを助長している方が

多くいらっしゃいます。

誘導や部分練習を行い、改善を図ります。

セルフケア・自主トレーニングの指導
~毎日歯磨きをするように、身体のケアと運動を~

  • 家事や仕事の合間のケア
  • 寝る前のケア
  • セルフストレッチ
  • セルフマッサージ
  • 正しい筋力トレーニング   など

ご自身での運動やケアも大切です。

正しいフォームで行うことは、

思っている以上に難しいです。

近年、インターネット・SNS等で様々な運動が紹介され、

質の高い運動も多くみられます。

ただ、

見本通りにできていればよいのですが、

少し関節の角度や姿勢が違うだけで、

効果が少なくなってしまったり、

身体に負担をかけてしまう場合があります

行う運動が身体の状態に合っていない場合もあります。

状態に合った運動を選び、

正しいフォームで行えるようになるまでは、

指導の下で行うのがベストです。

患者さまの状態に合わせて、

徐々に種類を増やしたり、

難易度を変えていきます。

生活指導
~自身では気づけない癖を治す~

  • 家事やパソコン作業の癖
  • 正しい荷物の持ち方
  • どんなことが負担になるかの説明   など

動作や生活をセーブしなければいけない場合、

指導して悪化しないように努めます。

慢性疼痛の場合も生活指導がとても重要です。

痛くなった原因をお聞きしますが、

「特に何もしていない。」、「わからない。」と

お答えになる方がたくさんいらっしゃいます。

ご自身では、

日常生活の動きの中で

何が身体を痛める原因か

気づいていないのです。

生活習慣の悪い癖を修正することが、

根本的な原因の改善

となります。

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